神経圧迫説 なんば整体Nakaoカイロプラクティック

query_builder 2023/02/19
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椎間孔内における静脈の影響


椎間孔内の静脈は物理的圧迫に対して極度に脆弱です。

椎間孔は動的な構造物であり、脊椎運動分節のカップリング運動に伴い、常にその形を変えています。頚椎における30°の前屈と後屈を比較した場合、頚椎椎間孔の平均面積は、前屈時には後屈時よりも24.7%増大。したがって、極端な後屈時には静脈は機能に支障をきたすことになります(ただ、通常それほど長時間にわたり後屈姿勢を続けることはないため、進行性の虚血や炎症カスケードに至ることはない)


正常な椎間孔では、その約3/1を神経根が占めています。椎間孔に対する神経の占める割合がこうした適切な範囲であれば、神経障害を起こすことなく正常な運動をおこなうことができます。しかし、生まれつきの椎間孔の形状によっては、狭窄や神経根障害を起こしやすいケースもあります。


Hoyland氏らの研究報告:160体の献体を使って腰椎の椎間孔を研究。椎間孔障害に伴い、椎間孔内の大きな静脈叢に変形が生じていることが認められた。そのうちの8体には直接的な神経根圧迫はみられなかった。椎間孔および椎間孔周辺の病理として、神経内線維症、神経根の浮腫、局所的な脱髄などか確認された。

研究者らの報告によると、圧迫による障害の中で最も重篤な神経障害を起こしてきたものは、椎間孔静脈の拡張が原因であった。さらに基底膜の肥厚も報告された。これは肥厚した線維鞘の内部を供給する血流の変化に伴い、血管内皮細胞が障害された結果生じたものと考えられる。このことから、静脈の閉塞は、神経周囲線維症および神経内線維症を発症させる需要なメカニズムといえる。


その他の研究報告:根髄静脈が圧迫による影響を最も受けやすい

Dural sleeveの根元近くに血液が流れ込む流域(集水域)が存在

神経内毛細血管における静脈鬱血や逆流性鬱滞は神経圧迫障害における重要な病態生理学的作用を示していると結論づけている。


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